直弟子が語る人間「山岡鉄舟」~おれの師匠 山岡鉄舟先生正伝~とは?

 

どうも、最近、山岡鉄舟の影響で座禅を日課にしているおがわです。

 

 

頭も体もリフレッシュできてイイ感じですね。

 

睡眠も深くなってきました。

 

 

今回は鉄舟の高弟である小倉鉄樹先生が鉄舟に関して語った事をまとめた

 

 

「おれの師匠―山岡鉄舟先生正伝」

 

 

をご紹介します。

 

 

「剣禅話(けんぜんわ)」と共に山岡鉄舟を知る事のできる本として知られています。

 

 

分厚い本(487ページ)で、しかも少し古い文章&古い漢字で書かれているので、とりあえず

 

 

「やれやれだぜ・・・」

 

 

とつぶやいてみましたが、

 

実際、読み始めてみるとサクサク読み進める事ができました。

 

 

古い漢字にもルビがふられ読みやすいですし、何より鉄舟のエピソードが面白い。

 

 

興味のある方はぜひ読んでみてくださいね。

 

 

 

  おがわ
  おがわ
私は京都府の図書館で取り寄せてもらって、読みました。

おれの師匠―山岡鉄舟先生正伝

おれの師匠―山岡鉄舟先生正伝とは・・・

 

 

山岡鉄舟の直弟子である「小倉鉄樹」が師の事を語った話を鉄樹の弟子である「石津寛」がこれをまとめ、「牛山栄治」が決定本として世に出した鉄舟本です。

 

 

よく知られているかっこいい鉄舟像だけでなく、思わずクスリと笑ってしまう失敗談なども多く書かれており、人間味あふれる鉄舟を知る事ができます。

 

 

鉄舟ファンにとって垂涎の書とされています。 

 

 


小倉鉄樹(おぐらてつじゅ)先生と一九会

 

小倉鉄樹先生は山岡鉄舟の高弟です。

 

生涯、禅の修行と研究に明け暮れました。

 

 

鉄樹先生の教えを引き継ぐ、団体として「一九会」があります。

 

 

大正の頃に、東大のボート部のメンバーが、小倉鉄樹先生を慕い集まり、始めた禅と禊による修行の会になります。

 

山岡鉄舟の命日である7月19日にちなみ、毎月19日に集まったのが「一九会」の名前の由来になります。

 

 

現在でも創設時と変わらない激しい修業をされているそうです。

 

 

 

ちなみに・・・

 

設立当初から現在に至るまで、多く合気道家が一九会の修行に参加されています。

 

 

参照:一九会

 

 

 

おれの師匠―山岡鉄舟先生正伝の構成

 

それでは「おれの師匠」の構成と内容を簡単にご紹介しますね。

 

 全体で16章に分かれています。

 

 

 

 

1章・・・鉄舟の生立

 

  

鉄舟の父母や兄弟の事 師匠である山岡静山の事

 

また、静山の妹と英子と結婚した話などが書かれています。

 

英子は「鉄舟以外を婿にもらうなら死ぬ」とまで、鉄舟に惚れ込んでいたそうです。

 

 

 

 

2章・・・鉄舟と禅

  

鉄舟はなぜ禅の修行を行う事になった動機、座禅により得た力の事や名僧滴水との話、悟り後の鉄舟の事などかが書かれています。

 

禅により得た力として紹介されているもので面白いのを紹介すると・・・ 

 

 

鉄舟が座禅中をすると、騒がしいかったねずみが静かになり、

 

棟を走るねずみを鉄舟がグッとにらむと、棟からねずみがポトッと落ちたそうです。

 

 

 

 

3章・・・鉄舟と剣

 

生来、負けず嫌いで「鬼鉄」と呼ばれた鉄舟の稽古三昧の日々

 

鉄舟の活人剣の考え

 

そして立ち上げた無刀流についてが書かれています。

 

鉄舟は剣術の達人ですが、実戦で剣を使う事は好まず、生涯1人も人を斬りませんでした。

 

 

剣を「悟道」として、とらえていたようです。

 

 

 

 

4章・・・尊王攘夷(そんのうじょうい)

 

  

鉄舟の尊王攘夷の思想と活動についての章です。

 

鉄舟の盟友 清川八郎の事などが書かれています。

 

尊王攘夷・・・「尊王」→天皇を敬い、「攘夷」→外国を撃退するという思想

 

 

 

 

5章・・・蓋世の功業(がいせいのこうぎょう)

 

鉄舟の西郷隆盛との直談判など偉大な功績について書いた章です。 

 

鉄舟自身は檜舞台に出て、注目を浴びたいとか、喝采を浴びたいとかいう気持ちはなかったようです。

 

 

そのせいで歴史上の鉄舟は過小評価されているという人もいます。

 

 

蓋世・・・世をおおいつくすほどの手腕や気力があること

 

 

 

 

6章・・・静岡のたくわい

 

維新後、鉄舟が立身出世には興味なく、静岡に引っ込んだ時の事が書かれています。

 

清水次郎長との交流や静岡茶開発の事など

 

 

 

 

7章・・・明治大帝と山岡

 

維新後、鉄舟は西郷隆盛たちにに宮内省に勤めるように依頼を受けます。

 

名誉欲のない鉄舟ですので、はじめは断っていたそうですが、「10年」という約束で受ける事になります。

 

その時に仕事が明治天皇の教育係でした。

 

この章では鉄舟と明治天皇との事が書かれています。

 

 

 

 

8章・・・勲功調査

  

10年の宮内庁勤めを終えてのんびり暮らしている頃、鉄舟に勲章を与えようという話出ます。

 

名誉欲のない鉄舟ですので、手柄を全部勝海舟に譲ります。

 

 

勲三章を井上馨が鉄舟の自宅まで持ってくるお話はコチラ↓↓

 

山岡鉄舟「井上さん勲章いりません事件」~金や名誉に執着しない鉄舟~

 

 

 

9章・・・春風館道場

  

鉄舟が創設し、無刀流を教えていた「春風館道場」の事が書かれています。

 

門下生の事や道場生活の思い出など・・・

 

 

 

 

10章・・・鉄門の四天王

 

鉄門(鉄舟の門下生)の中で傑出していた四人の紹介の章です。

 

鉄門四天王とは村上政忠、松岡萬、中野信成、石坂周造の事です。

 

 

 

 

 

 

11章・・・鉄門の逸材

 

鉄門には四天王以外にも多くの逸材がいました。

 

この章では天田鐵眼、平沼専藏、千葉立造が紹介されています。

 

 

 

 

 

 

 

12章・・・鉄舟の書

 

鉄舟と書道について書かれた章です。

 

 

書道との出会いや、カタツムリに富士のエピソードなどが紹介されています。

 

 

 

 

13章・・・鉄舟と貧

鉄舟とド貧乏生活について書かれた章です。

 

結婚して貧しい山岡家に入ってから、大変な貧乏生活がはじまります。

 

元々執着のない鉄舟ですから、前向きに貧乏生活を楽しんでいるように思えます。

 

 

しかし、そんな生活の中で、奥さんの寝顔を見て、あまりに不憫で涙がこぼれた事もあるそうです。

 

 

 

14章・・・鉄舟と酒

鉄舟は本当にお酒が大好きだったそうです。

 

この章では鉄舟のお酒に関するエピソードが書かれています。

 

酔っぱらって馬のしっぽを掴んで、馬小屋から引きずり出そうとしたり、面白いエピソードを読む事ができます。

 

 

↓こちらのブログもお読みくださいね。

 

山岡鉄舟「お酒でカンパイ事件」~鉄舟がお酒で完敗した男~

 

 

 

15章・・・鉄舟と逸話

 

 

 

その他の鉄舟の逸話を集めています。

 

困った人はほっておけない話や小便をかけられた話などが紹介されています、

 

 

 

 

16章・・・鉄舟と臨終

  

胃がんを患い病床についた鉄舟が亡くなるまでの事が書かれています。

 

鉄舟は座禅をしながら、静かに亡くなりました。

 

 

 

 

 

 

 

山岡鉄舟のところには落ちこぼれが集まる。

 

鉄舟のところには風変りな物の出入りが絶えなかったそうです。

 

それに対して、鉄舟は・・・

 

  鉄舟
  鉄舟
放っておいても間違いを起こさない者は、何もこちらから進んで面倒を見てやる必要がない。始末に終えない奴を叩き直したり、厄介者の面倒を見てやるのが、本当の世話だ。

 

と言っていました。

 

 

この鉄舟の人間性を弟子の小倉鉄樹先生は絶賛し、「おれの師匠」の中で勝海舟と比較してこのように言っています。

 

 

 

 

  鉄樹
  鉄樹
勝さんなんかとはまるであべこべで、(勝は)ものになりさうな者は面倒見てやつたが、やくざ者は顧みもしなかつたものだ。山岡と勝はこれだけでも人物の差がある。

 

まあ、立場の違いなどあるでしょうから、一概にこの事だけで人物の評価はできないと思いますが、鉄舟の人物像を知るには面白い話なのでご紹介してみました。

 

 

そのボロの中から「鉄門の四天王(※)」などの傑物も生まれています。

 

※松岡萬、村上政忠、中野信成、石坂周造

 

 

 

鉄舟の性格が分かるエピソード3選

 

加えて、鉄舟の人柄が分かる私が個人的に好きなエピソードをご紹介しますね。

 

すこし長くなり過ぎたので、別途エピソードごとにまとめてみました。

 

 

 

 

 

↓↓下記の画像をクリックしていただくとそれぞれのエピソードに飛びます。

 

負けず嫌い

金や名誉に興味ない

お酒大好き


諸人物の山岡鉄舟評をご紹介

 

 

ここでは緒人物の山岡鉄舟評をご紹介します。

 

 

明治維新の指導者であり、英雄である西郷隆盛は・・・

 

  西郷隆盛
  西郷隆盛
命もいらず、名もいらず、官位も金もいらぬ人は、仕末に困るものなり。この仕末に困る人ならでは、艱難を共にして国家の大業は成し得られぬなり。

 

 

同じく明治維新の英雄、幕臣である勝海舟は・・・

 

  勝海舟
  勝海舟
あれほど馬鹿な人間はいない。しかし馬鹿もあそこまでいけば大したものだ。山岡は明鏡のごとく一点の私心も持たなかったよ。だから物事にあたって即決しても少しも誤らない。

 

 

日本の陸軍軍人、政治家である鳥尾 小弥太(とりお こやた)は・・・

 

鳥尾小弥太
鳥尾小弥太
まあ、神仏の権化というべきであろう。

 

 

日本の江戸末期から明治初期にかけての臨済宗の僧侶である敵水(てきすい)和尚は・・・

 

 滴水和尚
 滴水和尚
アレは別格じゃ

 

 

明治禅界の巨匠の一人である南穏(なんいん)和尚は・・・

 

 南隠和尚
 南隠和尚
昔より支那でも日本でも至誠の人は滅多に無いものだが、居士〔鉄舟〕は真にその人であった

こちらのブログも併せてお読みくださいね。

 

「剣の達人「山岡鉄舟(やまおかてっしゅう)」とは何者??武士道の権化のような生き様」

 

 

↑↑上記の画像をクリックしてください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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