「私の丹田小さくては弱いけど、使っている(谷本敏夫)」
どうも!おがわです。
「丹田」って聞いたことがありますか?
聞いたことがあるなら、あなたは少しマニアックな人です(笑)
正式には「臍下丹田」と呼ばれ、へその少し下にある心身の精気が集まるところと言われています。
気功や呼吸法でも、非常に重要視されているそうです。
じつは
私達の師である谷本館長はよく「丹田」と言われます。
- 「丹田を意識して」
- 「丹田から前に出る」
- 「丹田から手を挙げる」
- 「丹田を下げる」
などなど・・・
こちらも谷本館長と私(小川)のやり取りです。
小川「丹田や腰を随分と鍛えましたが、岩のように固まって、中が全然、動かせません💦」
館長「丹田は固めない、固めると使えない。意識をするだけで良い」
小川「しかも、丹田や腰を固めると、足が居ついて自由に動かなくなってきました💦」
館長「丹田を作る段階では固めるが、鍛錬した事は体に残っているので、丹田を忘れると使える」
小川「丹田を鍛えてきたので、どうしても執着してしまいます。」
館長「丹田に自信のある人ほど手放せない。ワシより丹田の強い人は合心館にたくさんいる。ワシの丹田は小さいけど、よく動く。手入れした軽自動車の方が錆びたトラックより早いかもしれないのと同じや」
谷本館長はよく「丹田を使う」とい言われます。
「力を入れる」でも「力を抜く」でもなく「使う」です。
腰と丹田は違うの?
谷本館長は「腰」言われるときは、腰回りをさする様に
「丹田」と言われる時はおへその少し下をさされるので、
「腰」と「丹田」は館長の中で明確な意識の差がある様に思います。
図にするとこんな感じでしょうか?
あくまで私の感覚ですが、腰の力が集中するところが「丹田」という事だと考えています。
谷本館長の動画
谷本合気道は自分の丹田と手刀と相手の中心を合わせる事を重要視する。
丹田をしっかり落とす稽古として1教の抑えは大切
谷本館長の腰を押しても力が入りません。丹田を下に動かして力を流してしまうそうです。
「固めて作って」→「柔らかく使う」という段階が大切
谷本館長は「脱力した技」も「硬いの技」も、どちらも良くないと言われます。
しかし、「脱力」は ”死に体” なので、級のうちは「全部に力を入れて硬い技」をした方がいいともいわれます。
学生には「しっかり力いっぱい稽古せえ」と指導されています。
これは私(小川)の認識ですが・・・
つまり、「硬い稽古」を繰り返して、柔らかくしていく過程がとても大切だと思います。
これは「丹田」に関しても、私は同じことを言われました。
私が愛媛にいた頃、腰や丹田にしっかりと力を入れて、稽古をしていたのですが、
だんだん自分が重く感じて、足が動かなくなってきました。
そこで館長に相談をしたのが、文頭のやりとりです。
小川「丹田や腰を随分と鍛えましたが、岩のように固まって、中が全然、動かせません💦」
館長「丹田は固めない、固めると使えない。意識をするだけで良い」
小川「しかも、丹田や腰を固めると、足が居ついて自由に動かなくなってきました💦」
館長「丹田を作る段階では固めるが、鍛錬した事は体に残っているので、丹田を忘れると使える」
小川「丹田を鍛えてきたので、どうしても執着してしまいます。」
館長「丹田に自信のある人ほど手放せない。ワシより丹田の強い人は合心館にたくさんいる。ワシの丹田は小さいけど、よく動く。手入れした軽自動車の方が錆びたトラックより早いかもしれないのと同じや」
身体の他の部位
例えば、腕を考えた時
腕の筋力をつける時は、ぐっと筋肉を固めて作りますが、
実際にその鍛えた腕を使うとき、ぐっと固めていないと思うのです。
もう少し軽く「使う」と思うのです。
私は丹田や腰を固める事により(腕で言うと力こぶを作った状態で)、うまく動けなくなっていたのだと思います。
丹田も他の体の部位と同様に、
「固めて作って」→「柔らかく使う」
という段階が重要だと思います。
(ちなみに谷本館長も昔、腹式呼吸法をやりすぎて、心不全になった事があるそうです。
だから今は丹田は固めない、と言われていましたが、その頃の鍛錬があって、今の館長の技がある事は間違いないと思います。)
まだまだ、私は未熟で、谷本館長から教わった事を全然、体現できていませんが・・・
少しづつ、教わった事を書いていけたらと思います。
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