「真向法」とは何?なぜ合気体操に含まれているのか?

 

どうも小川です。

 

 

あなたは「真向法(まっこうほう)」という体操をご存知でしょうか?

 

気功法でも魔貫光殺法でもなく、真向法です。

 

 

私が20年来、稽古している合気道の準備体操にも取り入れられてる体操で、健康はもちろん運動能力の向上にも非常に効果のある体操です。

 

 

 

私は自分が行っている準備体操に、まさか真向法が組み込まれているとはつゆ知らず、ただのストレッチと思って、行っており・・・

 

 

これは一度、勉強し説かねばと、本を二冊ほど読んでみましたので、簡単にご紹介しますね。

 

 

 

真向法の歴史

真向法の創設者は長井 津(ながい わたる、1889年10月 - 1963年)先生です。

 

 

福井県の勝鬘寺という浄土真宗のお寺に生まれた長井先生は、非常に商才に長けており、若くして財をなします。

 

 

しかし、ハードな仕事で、身体をいたわる事を知らず、42歳で脳溢血で倒れ、左半身不随の身となってしまいます。

 

 

医師から身体が元に戻る事はないと診察された長井先生は絶望します。

 

 

しかし、この辛い体験が「真向法」を開発する原点となるのです。

 

長井先生の生家の勝鬘寺には「勝鬘経」というありがたいお経がありました。

 

 

お経を紐解く中で、仏弟子達が、必ずお釈迦様の前で、腰を完全に2つ折りにして礼拝する姿を目にします。

 

それを実際に自分がすると、身体が固くて全然できない・・・・。

 

 

それから根気強く研究を行い、真向法の4つの体操を開発します。

 

 

そして長い先生は不治である半身不随を克服されます。

 

 

詳しくはこちらのサイトをご覧ください。

 

 

「公益財団法人真向法協会」

 

 「40過ぎたらあれこれやるより4つの柔軟(日経ビジネス)」

 

 

 

長井先生の辛いご経験が、真向法を開発するキッカケになったのですね。

真向法はたった4つの体操を行うだけ・・・

 

※呼吸に合わせて以下の4つの動作を行います。呼吸のリズムは2秒で吐き、1秒で吸うのが基本です。

 

 

 

第一体操(だいいちたいそう)

 

足裏を合わせて座り、前屈と起き上がりを繰り返します。

 

尻から足にかけた外側の筋肉を伸ばすのが目的になります。

 

 

 

第二体操(だいにたいそう)

 

両足を伸ばして座り、前屈と起き上がりを繰り返します。

 

太ももの後ろからふくらはぎの筋肉を伸ばすのが目的になります。

 

 

 

第三体操(だいさんたいそう)

 

脚を左右に開脚して座り、前屈と起き上がりを繰り返します。

 

脚の内側の筋肉を伸ばすことを目的となります。

 

 

 

第四体操(だいよんたいそう)

 

割り座で座って背を後ろに倒し、ゆっくりと腹式呼吸を行います。

 

足首と膝の関節を柔らかくすることを目的になります。

 

※両足はお尻の下敷きにならない方が良いみたいですね。

 

 直します💦

 

 

 

私の体操写真は参考にしないでください。完全に我流です💦 下の動画が正式な真向法の解説です。

公式 真向法体操

 

お恥ずかしながら、私は合気道のこの体操が真向法から来ているとは知りませんでした。

 

なので、私の方法は全くの我流です。

 

今後、正式な方法に忠実にしていこうと思います。

 

 

 

実は合気体操に「真向法」は含まれています。

 

実は私達が稽古している合気道の準備体操(合気体操)に「真向法」は含まれています。

 

上記の動画は、私が稽古前に行っている準備体操になります。

 

 

繰り返しになりますが、私の動画は完全に我流です。

 

お恥ずかしい・・・

 

 

 

「真向法」は何故、合気体操に取り入れられたのか?

 

では、なぜ「真向法」が合気道の準備体操に取り入れられているのでしょうか?

 

実は・・・

 

昭和34年に合気道開祖植芝盛平先生は、真向法創始者 長井津(わたる)師と食事の席を一緒にした事をきっかけに、その考え方に感銘を受け、合気道の準備運動に取り入れたそうです。

 

その席には柔道の三船久蔵先生(10段)もおられました。

 

すごい食事会ですね。

 

真向法は健康維持だけでなく、股関節に働きかける事により、武道の動きの向上にも効果があるそうです。

 

 

 

真向法の効果は?武道の動きが向上する?

 

結論から言うと、真向法は武道の動きの向上に非常に効果があるそうです。

 

第一~四体操で全方向に股関節を受難にする事により、「姿勢の安定」「重心移動の向上」「力の伝達の向上」「回転運動の向上」など、あらゆるスポーツ、武術、ダンス等の動きを根本からグレード・アップさせるそうです。

 

 

 

なんとなく、準備体操としていた真向法。合気道の動きが向上するなら、これから毎日取り組んで見ようと思います。

著名な政治家や財界人にも実践者が多い「真向法」

 

実は「真向法」は著名な政治家や財界人に実践者が多いのです。

 

小泉元総理、安倍晋三現総理や細川元総理も取り組んでいるそうです。

 

なぜ、著名な方に真向法の実践者が多いのかと言うと、

 

歴代総理のブレーンと言われた安岡 正篤(やすおか まさひろ)先生という、思想家が熱心に取り組んで、すすめていたからだそうです。

 

真向法ならせいぜい数分で終わりますので、多忙な方でも、継続していくのに苦にはならないですよね。

 

 

 

安岡 正篤先生は「平成」という元号を提案して事でも有名な方です。

参考文献

真向法で動きが変わる

決定版 真向法


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