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どうも、おがわです。
武道を稽古するにとって、必読の書いえば、「五輪の書」です。
「五輪の書」は、宮本武蔵の著した兵法になります。
おそらく、武道の古典書としては一番有名なものかもしれません。
もちろん、我々が稽古をする合気道にも通じる教えがたくさんありますので、ぜひ見識を広める上でも読んでいただけたらなーなんて思ったりします。
実は・・・
最近、私は稽古の中で目付を気を付けて稽古をしています。
(マイブームです。)
なので、今回は「五輪の書」の中から、宮本武蔵の目付けについて、簡単に紹介をしたいと思います。
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宮本武蔵「五輪の書」について
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『五輪書』(ごりんのしょ)は、宮本武蔵の著した兵法書。武蔵の代表的な著作であり、剣術の奥義をまとめたといわれる。
寛永20年(1643年)から死の直前の正保2年(1645年)にかけて、熊本県熊本市近郊の金峰山にある霊巌洞で執筆されたとされる。
自筆本である原本は焼失したと伝えられる。写本は細川家本を始め、楠家旧蔵本・九州大学本・丸岡家本・狩野文庫本、底本不明の『劍道祕要』収録などがある。自筆本が現存せず写本間での相違も多いことや、武蔵の時代よりも後の価値観に基づく記述が多いこと、さらに同時代の文献に武蔵が五輪書を書いたと傍証できるものがないことなどから、武蔵の死後に弟子が創作したという説もある。
書名の由来は密教の五輪(五大)からで、それになぞらえて「地・水・火・風・空」の五巻に分かれる。
引用:Wikipedia
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「観の目」「見の目」とは?
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さて、
今回のテーマである「観の目」についてですが、宮本武蔵は五輪の書の「水の巻」にて以下のように記述しています。
「観の目」「見の目」関しては、様々な研究者や武道家が解説をされています。
「見の目」は目で見る、「観の目」は心で観るという事だと言われています。
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「観の目」を強く、「見の目」を弱く
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目の付け方は、大きく広く付ける目である。
「観・見」二つの目があり、「観の目」を強く、「見の目」を弱く、遠い所を近いように見、
近い所を遠いように見ることが兵法では必要不可欠である。
敵の太刀の位置を知っているが、少しも敵の太刀を見ないことが、兵法では大事である。
(宮本武蔵「五輪書」水の巻より)
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■遠い所を近いように見、 近い所を遠いように見る
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私の合気道の師匠は
「相手を通り越して、壁まで意識を持っていく」と言われます。
また、合気道開祖の植芝盛平先生も
「とらわれるから、相手を見るな」と言われたそうです。
これは近い所を遠いように見るという事に通じるような気がします。
こちらは、ちょっと分かったような気がしますが・・・
その反対の遠い所を近いように見るというのはどういう意味なのでしょうか??
私にはまだ、よく分かりません・・・。
■敵の太刀の位置を知っているが、少しも敵の太刀を見ないこと
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これは植芝盛平開祖も「とらわれるので、相手の太刀を見るな。」と言われます。
これも、なんとなく、伝えたい事は分かるような気がしますが、「言うは易し行うは難し」
実際の稽古で行うのは、なかなか難しいものです。
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「観の目」訓練法として合気道
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合気道には試合がありません。
組手もありません。
ただ黙々と型稽古を繰り返します。
ですから、自分の中にテーマを持って、焦らずしっかりと取り組む事ができます。
合気道は自分と落ち着いて向き合い、稽古できる武道なのです。
ですから、宮本武蔵が五輪の書で説いている目付(観の目と見の目)も意識しながら、稽古を行うのもいいのではと思ったりします。
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