どーも、おがわです。
私は合気道の道場を京都と大阪で運営しています。
実は前から疑問に思っていることがありました。
武道の道場には神棚が置かれており、稽古の前後にかならず神棚に礼をしてから稽古を行います。
お恥ずかしながら、あまり深く考えず、この行為を繰り返してきました。
なので、
今回改めて、武道と神棚の関係に関して、調べて簡単にまとめたいと思います。
神棚とは?
神棚・神具の配置について
神棚を置く方角は?
神棚は南の方か、東の方を向いていないといけません。
つまり、上記の表のように、
神棚は北か西に設置するのが正しい方法となります。
【神棚の設置場所】
北 →南向き
西 →東向き
■天井に雲の字を貼る場合は?
ちなみに
集合住宅など、神棚より上に人が通る場所は「雲」の字を天井に貼ります。
神棚の上に人が通るのは失礼ですし、本来、神棚は家の中で、一番天に近い場所にあるべきだとされています。
その対処法として、「雲」の字を貼るのです。
道場に神棚を置く理由とは?
それでは本題です。
武道と神棚
一見、関係なさそうですが、なぜ道場に神棚がまつられるようになったのでしょうか?
■実は道場に神棚をまつるようになったのは明治時代から
意外なのでですが、
道場に神棚をまつるようになったのは、明治時代からです。
武道も神道をすごく長い歴史があるので、この情報がすごく意外ですよね。
これは江戸時代が終わり、明治天皇を中心に新政府を運営していくにあたり、国家神道を推し進めました。
天皇制を強固にするための、精神的支柱に国家神道を普及しようとしたそうです。
このような背景もあり、1936年頃に、文部省管轄下の学校は、道場への神棚設置を義務付けられました。
昭和11年(1936年)に、文部省は管轄の学校に
「道場ニハ神棚ヲ設クルコト」
と通達をして、学校の道場への神棚設置を義務化しました。。
江戸時代までは道場に神棚はなかったが・・・
では江戸時代までは、道場にて神様をまつっていなかったかというと、そうではありません。
道場の正面には「鹿島大明神」と「香取大明神」という二柱の神名を書いた掛軸が飾られていました。
この二柱は日本の神話において、武芸の神とされています。
そして、幕末になると尊皇攘夷の思想が高まったことから新たに「天照皇大神官」を中央に加えて
三柱の掛け軸を飾るようになったそうです。
武道の国際化により、神棚を置かない道場も増えています。
今でも、神棚をまつっている道場もありますが、あえてまつっていない道場も増えています。
現在、日本武道を愛好する海外の方が増えています。
私は京都で合気道の道場をしておりますが、年々海外の合気道家が増えているように思います。
そういった流れの中で、宗教上の理由から、稽古の前後に神棚に礼をすることはできないかたもおられます。
神棚をまつるべきか、まつらないべきか
どちらも正しいと思います。
現段階で、私は道場に神棚をまつっていますが、宗教的な意味合いはなく
「合気道の先人たちへの感謝」
の意味での礼だと考え、説明していこうかなというのが、
現段階での私の考えです。
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そうだったんですね! (金曜日, 28 1月 2022 21:24)
武道ってなんか堅苦しくって、好きじゃないのですが(古武道は好きです)、その理由が分かった気がします�
あの宗教くささが無理なんです�
明治期に作られたしきたりやらがうるせーっ���(笑)って思っちゃいます笑
シンプルに体の使い方を学ぶスポーツとして楽しめたらいいですね✨