指導の根底に「仁」の心あり

 

どうも、おがわです。

 

 

10年前に私は合気道の指導者になるとは、まったく考えていない状態から、道場を作り、合気道を教えないといけなくなりました。

 

 

合気道が好きで気楽に稽古していただけのヤツだった私が道場を作り、10年間、指導をしていく中で得た現段階での結論です。

 

 

 

 

 

おがわ
おがわ
はじめは指導という言葉が嫌いで、「俺は教えない、みんなと稽古をするだけ」というスタンスでした。しかし、専用道場を持ち、老若男女の初心者を指導しないといけなくなって、そうは言ってられなくなりました💦

「全員稽古・全員指導」について

全員指導について

 

 

合心館京都・大阪では役職としての「指導者」を設けていません。

 

 

合心館京都・大阪では現在社会における武道の道場の存在意義の一つが「サードプレイスの提供」だと考えていますので、なるべくフラットな関係性の道場を作りたいからです。

 

 

(ただし、私だけは運営者であり、責任者ですので、半歩だけ前に出させていただきます。)

 

 

 

ですから、合心館京都・大阪での稽古は「教える側・教えられる側」に完全に分けず

 

 

「全員稽古・全員指導」の場と考えます。

 

 

後輩を指導をすることが、自分の稽古にもなると前向きに考えていただけたらと思います。

 

 

 

 

 

おがわ
おがわ
現在社会での武道道場の存在意義について、深く考えていきたいと思う今日この頃・・・

 

 

 

サードプレイス(第三の場所)に関しては、こちらのブログをお読みください。

 

 

↓↓↓↓↓

 

 

サードプレイス(第三の場所)とは? 合心館京都大阪はサードプレイスとなる合気道場を目指します。

 

 

 

ゴルフやボーリングだけじゃない。合気道にもある「教え魔」問題

教え魔

 

ゴルフやボーリングで頼んでもいないのに、割り込んで教えてくる「教え魔」が問題になっているそうです。

 

 

悲しい事ですが、それが嫌でゴルフやボーリングを辞めてしまう初心者が多いそうです。

 

 

【参考記事】 

 

・教え魔かもしれない:おうちで学ぼう!for school

 

 

・ウザい「お節介教え魔」が日本人に多すぎる訳:東洋経済

 

 

合気道も「教え魔」になってしまう人がいます。

 

 

 

やはり年配の男性に多いです

 

 

 

 

おがわ
おがわ
 自由で風通しのよい道場を目指していますが、その稽古中だけは前で教える人に合わせる稽古と指導をする努力をしてください。合気道は二人で稽古しますので、相手の事も考えて、そこだけは守っていただかないと合気道の稽古が成り立ちません。

指導の根底に「仁」の心あり

 

指導の際に、ムクムクと出てくるのが「自己顕示欲」です。

 

 

私もよく自分の心を観察すると、どうしても自己顕示欲が出てきてしまいます。

 

 

(教えるということは、相手より優位な立場に立つことになりますので、、、)

 

 

これが肥大化していくと、「教え魔」に変貌します。

 

 

 

おがわ
おがわ
よっぽどの聖人君子でなければ、教えていると「自己顕示欲」は出てきます。日々、指導中の自分の心をよく観察して、いかんいかんと「自己顕示欲」という雑草を抜く必要があるかと思います。

 

 

 

私は指導に根底には論語でいう「仁」の心があるべきだと考えています。

 

 

人を思いやる気持ちのことを、孔子は「仁」と言いました。

 

 

論語にこのような表記があります。

 

 

 

孔子
孔子
仁者の持つ本当の思いやりとは、自分より先に相手を立たせ、自分より先に相手を目的地に到達させようという心配りである。

 

 

まさに!と思いました。

 

 

「素晴らしい指導者」と「教え魔」両方とも熱心に教えているのですが、その「心」の状態が異なるのだと思います。

 

 

教える側の「心」の状態はすぐに教えられる側に伝わります。

 

 

 

おがわ
おがわ
私もですが・・・武道を長く続けている人は、どこか劣等感の裏返しで頑張っている人が多いものです。そのため、自己顕示欲の塊みたいになってしまう先生もいます。

 

 

私が稽古している合気道の世界を見渡しても、非常に厳しい指導を行うのですが、多くの人がついてきて慕われる先生がおられます。

 

 

(私は性格的に厳しい指導はできませんが・・・何か「アメムチ」の使い分けなどノウハウがあるのではと観察していましが、どうやらそうではありませんでした。)

 

 

 

また、理路整然と分かりやすい指導法ではなく、朴訥とした話し方で、本人いわく「教え下手」な先生にもかかわらず、大きな道場を作られた方もおられます。

 

 

これはどう考えても方法論ではないとの結論になりました。

 

 

「稽古生のために・・・」という仁の心が根底にあるかどうかであるという結論になりました。

 

 

 

 

 

 

【合気道指導】紙一重で教える事

 

 

こちらのブログもお読みください↑↑↑

 

 

 

ぜひ合心館京都大阪で指導を行う場合は、相手を思いやる「仁」の心をもって行ってください。

 

 

私も気を付けます。

 

 

 

 

指導心得8ヵ条

合心館京都 指導心得8ヵ条
合心館京都 指導心得8ヵ条(※クリックで拡大)

 

「全員指導」で自分より段級が下の人を指導する際の心得を作成しております。

 

 

指導の際に、参考にしてもらえればと思います。

 

 

 

 

 

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